立徳ブログ おもしろい本とDVDの話

世界をよく理解して、自分の頭で考え行動するのに役立つ本とDVDを紹介します。そして、たまに時事評論も。 書名・作品名をクリックすると、さらに詳しい情報がわかります。

ファンタジア

ディズニーの名作アニメ「ファンタジア」を紹介する。この作品はクラシックの名曲8曲を映像化したものである。8曲のうちで出来がいいと思われるのは次の5曲。

1.チャイコフスキー「組曲くるみ割り人形」:動植物と妖精のダンス。ただ、「アラビアの踊り」についてはいまひとつという感じがする。

2.デュカス「魔法使いの弟子」:ミッキーマウスが魔法使いの弟子という役で出演。これが一番の傑作だろう。

3.ストラヴィンスキー「春の祭典」:恐竜絶滅までの生物の進化。

4.ベートーヴェン「田園交響曲」:ギリシャ神話の牧歌的世界。

5.ムソルグスキー「はげ山の一夜」:曲の内容をほぼ忠実に映像化。

漢字と日本人

高島俊男『漢字と日本人』文春新書、2001年を紹介する。

まず、目次を掲載する。

第1章 漢字がやってきた
第2章 日本人は漢字をこう加工した
第3章 明治以後
第4章 国語改革四十年
終章 やっかいな重荷

著者は明治以後に大量につくられた翻訳語と第2時世界大戦後の国語改革によって、現在の日本語はいびつな状態にあるという。そして、この状態を改善するための方法についてものべている。こまかいところでは異論もあるとおもうが、著者の主張はおおむね賛同できるものだ。 

十戒

「十戒」はモーゼ(厳密にはモーセ)を主人公とする史劇だが、特撮映画として楽しむことができる。有名な紅海の分かれるシーンのほかに、神がモーセに十戒を授けるシーンや、黄金の牛の像を崇拝した民が裁かれるシーンも見所だ。

ノルシュテイン作品集

ロシアを代表するアニメ作家ノルシュテインの作品集を紹介する。

ノルシュテイン作品の特徴は切り絵が動いていることだ。だから、日本のセル画を使って制作されたアニメとは見た目の印象がまったく違う。代表作は次の2作品。

「霧につつまれたハリネズミ」:これはたしかに傑作。ハリネズミ君と一緒に霧の中で冒険ができる。

「話の話」:これは理解が難しい作品。時間も30分近くあるので退屈に思う人もいるかもしれない。

詳しくは下記のところで。

『国盗り物語』

織田信長が主人公の1人になっている、司馬遼太郎『国盗り物語』(新潮文庫)を挙げる。

第1巻と第2巻は斎藤道三編なので、信長が登場するのは第3巻からである。第3巻と第4巻は織田信長編とされているが、実際には信長だけでなく明智光秀も主人公になっている。したがって、第4巻は本能寺の変の後、光秀が秀吉に破れ、あっけない最期を遂げるところで終わる。

歴史小説を読むことに慣れている人はいきなり第3巻から読み始めるといいが、そうでない人は読む前にテレビ東京製作のテレビドラマを観ると小説の内容が理解しやすくなると思う。

この小説を読むと、信長の人柄と「奇行」の意味がよくわかるようになる。