立徳ブログ おもしろい本とDVDの話

世界をよく理解して、自分の頭で考え行動するのに役立つ本とDVDを紹介します。そして、たまに時事評論も。 書名・作品名をクリックすると、さらに詳しい情報がわかります。

王と鳥

「王と鳥」はアンデルセンの童話が原作だが、こども向けのファンタジーではない。王は体制、鳥は反体制の象徴であり、このどちらも危ういというメッセージがこめられた作品だ。

フレデリック・バック作品コレクション

カナダを代表するアニメ作家フレデリック・バックの代表作を紹介する。

まず、「クラック!」。文明の進歩によって失われた自然への回帰がテーマの作品。

次に、「木を植えた男」。感想をひとことで言えば、感動的な作品である。荒れ果てた土地に1人の男が黙々と木を植え続けて、森を再生し、村に平和を回復するという話なのだが、いろいろとかんがえさせる作品だとおもう。我々の 1人1人が問われている。木を植える代わりに自分に何ができるのか。すぐに自分1人でもできることはないのか。

ファンタジア

ディズニーの名作アニメ「ファンタジア」を紹介する。この作品はクラシックの名曲8曲を映像化したものである。8曲のうちで出来がいいと思われるのは次の5曲。

1.チャイコフスキー「組曲くるみ割り人形」:動植物と妖精のダンス。ただ、「アラビアの踊り」についてはいまひとつという感じがする。

2.デュカス「魔法使いの弟子」:ミッキーマウスが魔法使いの弟子という役で出演。これが一番の傑作だろう。

3.ストラヴィンスキー「春の祭典」:恐竜絶滅までの生物の進化。

4.ベートーヴェン「田園交響曲」:ギリシャ神話の牧歌的世界。

5.ムソルグスキー「はげ山の一夜」:曲の内容をほぼ忠実に映像化。

漢字と日本人

高島俊男『漢字と日本人』文春新書、2001年を紹介する。

まず、目次を掲載する。

第1章 漢字がやってきた
第2章 日本人は漢字をこう加工した
第3章 明治以後
第4章 国語改革四十年
終章 やっかいな重荷

著者は明治以後に大量につくられた翻訳語と第2時世界大戦後の国語改革によって、現在の日本語はいびつな状態にあるという。そして、この状態を改善するための方法についてものべている。こまかいところでは異論もあるとおもうが、著者の主張はおおむね賛同できるものだ。 

十戒

「十戒」はモーゼ(厳密にはモーセ)を主人公とする史劇だが、特撮映画として楽しむことができる。有名な紅海の分かれるシーンのほかに、神がモーセに十戒を授けるシーンや、黄金の牛の像を崇拝した民が裁かれるシーンも見所だ。

ノルシュテイン作品集

ロシアを代表するアニメ作家ノルシュテインの作品集を紹介する。

ノルシュテイン作品の特徴は切り絵が動いていることだ。だから、日本のセル画を使って制作されたアニメとは見た目の印象がまったく違う。代表作は次の2作品。

「霧につつまれたハリネズミ」:これはたしかに傑作。ハリネズミ君と一緒に霧の中で冒険ができる。

「話の話」:これは理解が難しい作品。時間も30分近くあるので退屈に思う人もいるかもしれない。

詳しくは下記のところで。